陰陽五行士資格は、陰陽五行に基づいた四柱推命に関する知識を身に付けている事が証明されます。
資格取得後には、陰陽五行士としての占い活動や、カルチャースクールなどで講師活動などが可能になります。
ここでは、陰陽五行士資格の学習内容を掘り下げてご紹介していきます。
より詳細な内容を知りたい方、是非資格公式サイトをご覧下さい。
陰陽五行士資格を生かせる仕事
まず陰陽五行士資格では、四柱推命について学ぶ為、未来に対して適格な助言や、占い師としても活動ができるようになります。
またカルチャーセンターや自宅などで講師になり、四柱推命などに興味がある人へ知識や技術を教える事も可能です。
陰陽五行とは
「陰陽五行」とは古代中国で生まれた、神羅万象を説明しつくす自然哲学です。
東洋では昔から、世界を二つの陰陽と五つの元素(水・金・土・火・木)にわけて考えていました。この考え方の事を、陰陽五行説といいます。
陰陽説とは
宇宙のすべてを陰陽にわける考え方です。二つの対となる物事を表しています。
陰と陽それぞれ（左が陰、右が陽）
| 陰 | 陽 | ||
|---|---|---|---|
| 偶数 | 奇数 | 闇 | 光 |
| 暗さ | 明るさ | 柔らかさ | 剛さ |
| 水 | 火 | 冬 | 夏 |
| 夜 | 昼 | 植物 | 動物 |
| 女性 | 男性 | 天 | 地 |
四柱推命とは
古代中国で生まれた占術で、3000年以上も昔と言われています。日本に入ったのは江戸時代中期です。
東洋占星術の中でも、世界中で親しまれている運命学のひとつです。陰陽五行を柱としています。
また、人の本質や運命は生まれた日（生年月日と時間）で決まるとされており、この世に生まれた時に、体に取り入れた空気の要素（陰陽五行）が、その人の性格や行動パターンを決めると考えられています。
占う時には、生年月日と時間をそれぞれ、年柱、月柱、日柱、時柱という４つの柱に見立てるのです。
的中率の高さが特徴で、綿密な計算によって導き出します。
占いというだけではなく、統計学という側面も持ち合わせているのです。
東洋の占いと合わせると深い鑑定に
陰陽五行という概念が基本となり、東洋占術と組み合わせるとより深い鑑定となります。
また東洋占術とは、「四柱推命」「九星気学」「周易」「手相」「風水」と5種類存在します。
現代の日本の占いスタイルは、西洋占星術＋タロット占い、四柱推命＋周易、などと占い方法を組み合わせる場合が多いです。
また、カウンセリングを取り入れて、占いを受けに来た人の相談相手になる事も増えています。
占い師は、現代社会で様々な悩みを抱えた人々の、心の拠り所としても存在するのです。
陰陽五行士資格で、その他学べる事
- 十二運星の求め方
- 十二運星の組み合わせによる先天運について
- 蔵干について
- 命式の強弱
- 十干の関係性
- 十二支の関係性
- 季節、時間、方角と干支の関係性
- 流年について
- 大運について
この様に様々な知識を活かしながらの鑑定もできるようになります。
独自の占い・鑑定を生み出す助けにもなる
陰陽五行士資格は多様な事柄を学ぶため、個性のある独自の占いや鑑定が出来るようになります。
たくさんいる占い師のなかで、強みや特徴がなければ、人気占い師となるのには難しいものがあるでしょう。
占いの種類
- 命術→生年月日から元々持っている運命を占う
（西洋占星術、数秘術、四柱推命、紫微斗数、インド占星術） - ト術（とじゅつ）→カードの出目などの、偶然の事象から吉凶を占う
（タロット占い、ルーン占い、易占い） - 相術（そうじゅつ）→その人の形やシンボルで占う
（手相、姓名判断、オーラ鑑定） - 開運術（かいうんじゅつ）→開運方法を特定のやり方を使って導き出す
（風水、九星気学、奇門遁甲、水晶占い）
占える事
- 相性→恋人、友達との相性。家族との付き合い方
- 人の気持ち→恋人が何を考えているのか、他人が自分をどう思っているのか
- 選択や決断→結婚の時期、何かを始める時の時期
- 性格や適性→自分に合った仕事、子供の将来など
- 運勢、時期→いつ運命の人に出会えるのか、決断すべき時はいつか
占えない事
- 専門的知識が必要な事→法律問題や、医療が関わる事
- 人の生死→妊娠出産の時期や、死亡時期
- ギャンブルや犯罪などに関係する事
- 複数の占いで、同じ事を何度も占う
陰陽五行士資格で稼げる金額
陰陽五行士資格を取得してどれくらい稼げるのかについて見ていきます。
占い師としてフリーで活動した場合
占い師の収入は、１人当たりの鑑定料と人数によって決まります。
鑑定料と鑑定人数、働いた日数で決まってきます。
相場は1回3000円なので、1日3回占った場合も1カ月で１８万円、年収２１６万です。
雇用占い師の場合
雇用占い師だった場合、会社から月給として支払われる訳ではなく、鑑定した人数で計算され、電話での占いの場合、1分いくらと計算されます。
おおむね月に２０～３０万稼ぐ占い師が多いようです。
副業占い師の場合
昼間は会社員として働き、夜占い師として活動したり、休みの日のみ活動する占い師もいます。
その場合、月に３～8万円稼ぐ占い師が多いようです。
占い師を開業するには
資格や免許はいりませんが、開業届を提出する必要があります。
また、独学で学んでから占い師と名乗る事も可能ですが、資格を持っていた方が自信をもって開業できるのではないでしょうか。
当記事を参考に、陰陽師士資格取得にチャレンジしてみては如何でしょうか？
